ナッシュビル テネシー州

伝説のミュージックシーン

もちろん、音楽は依然としてテネシー州ナッシュビルの中心です。カントリーミュージックの都として長年知られてきた「音楽の街」ですが、ポップ、ロック、ゴスペル、アメリカーナ、ブルーグラス、ジャズ、クラシックなどのサウンドも聴くことができます。180 以上のライブミュージック会場があり、ステーションイン（Station Inn）、ベースメントイースト（Basement East）、ブルーバードカフェ（Bluebird Cafe）、ライマン公会堂（Ryman Auditorium）、そしてもちろんローワーブロードウェイ（Lower Broadway）全域にある活気に満ちたホンキートンクなど、象徴的な場所で演奏する音楽愛好家やソングライターを、街中で見つけることができます。

代表的な文化施設

多くのユニークな文化施設がナッシュビルを本拠地にしており、常に新しい展示や企画が開催されています。まずは、伝説的な音楽会場であるグランド・オール・オプリ（Grand Ole Opry）や世界的に有名なカントリーミュージック殿堂博物館（Country Music Hall of Fame® and Museum）など、音楽の街という名声を象徴するアトラクションに行きましょう。歴史的な RCA スタジオ B（Historic RCA Studio B）を訪れて、エルビス・プレスリー、チャーリー・プライド、ドリー・パートンなど世界的に有名なアーティストが数多くのヒット曲を録音したスタジオを見てください。このスタジオは、ナッシュビルの「1,000 のヒット曲の拠点」として知られるようになりました。ミュージシャンの殿堂博物館（Musicians Hall of Fame & Museum）は、スターからスタジオプレーヤーまで、あらゆるジャンルの音楽を代表するミュージシャンを称え、音楽史に残るヒット曲の録音に使用された楽器を展示しています。ナッシュビルでは最近、国立アフリカ系アメリカ人音楽博物館（National Museum of African American Music）の開館を祝いました。アフリカ系アメリカ人によって創られ、触発され影響を受けた音楽ジャンルを、保存し称える博物館です。

ナッシュビルの視覚芸術と美術のシーンも、アートクロール、スタジオ、アートギャラリーなどで街中の観光客を集め、発展を遂げています。アールデコ調の郵便局を美しく改装した、フリスト・ア－ト・ミュージアム（Frist Art Museum）を探索してみましょう。ここでは数ヵ月ごとに展示品を変えています。また、22 ヘクタールの植物園、アートギャラリーがある由緒ある邸宅、チークウッド植物園 & 美術館（Cheekwood Estate & Gardens）を散策することもできます。

ナッシュビルのグルメと近隣地区

地元のシェフや職人の才能と創造性は、最近ナッシュビルの料理シーンをも有名にしています。『ボナペティ』誌が「南部で最もクールでおいしい街」と呼んだナッシュビルのクリエイティブ精神は、キッチンをシェフのアトリエに変身させました。南部の料理から現代的な料理まで、受賞歴のあるナッシュビルの料理シーンは、それだけで訪れる価値があります。有名なナッシュビル・ホット・チキンとボリュームたっぷりの「ミート・アンド・スリー」は最も有名な料理ですが、「音楽の街」はシェフ主導のレストランによる多彩な料理と斬新さでもその名を知らしめています。

ナッシュビルの知られざる魅力を感じるには、それぞれが独自の個性を持つ、ユニークな地区をチェックしてみてください。12 サウス（12South）、ジャーマンタウン（Germantown）、イーストナッシュビル（East Nashville）、ウェッジウッドヒューストン（Wedgewood-Houston）、ガルチ（Gulch）などの地区では、ショッピング、グルメ、ナイトライフ、音楽を満喫できます。この音楽の街を訪れたら、ビジター・インフォメーション・センター（Visitor Information Centers）に立ち寄り、情報やアトラクションの割引券を手に入れましょう。センターは、リプリゼンタティブ・ジョン・ルイス・ウェイとブロードウェイの交差点にあるブリヂストンアリーナ（Bridgestone Arena）のガラス張りのタワー内と、ショップやレストランが集まる評判の人気スポット、フィフス・プラス・ブロードウェー（Fifth + Broadway）の 2 階にあります。